日野菜ヌカ漬 ※11月下旬販売予定
旬の京漬物
食卓に日野菜がありました。
私が子供の頃、食卓には必ずお漬物がありました。
大鉢まで大きくないけれど、食卓を囲むみんなが取りやすい位置、食卓のほぼ中央にお漬物のお鉢がありました。
少し漬かり気味の胡瓜や茄子が定番で、時々日野菜や壬生菜や大根が器に盛られていました。
子供の頃は、はんなりとした辛味と苦味のある日野菜は大人の人のお漬物という気がしていましたが好物でした。
特に根の部分が子供の頃は好きでした。
根の頭の部分が薄紅色の時や薄紫色をしている時があり、根の先に行くほどに真っ白になっていく。
歯応えもよく、もうひとつ、もうひとつと自分の小皿に取りすぎてよく叱られました。
今はどちらかというと根の部分よりも葉の部分のほうが好みです。
長い年月の間にお茶漬の醍醐味を知ったからでしょうか。
葉のほのかな苦味が食を進めてくれるからでしょうか。
滋賀県の伝統的な野菜、日野菜は大根のような形をしていますが「かぶら」の一種です。
滋賀県の日野町を中心に栽培されています。
ほとんど漬物用として使われていますので京都でも八百屋さんで見かけることは滅多にありません。
漬物を作るには手間や工夫や時間がかかりますので、昔よりずっと小家族化した現在、家庭ではなかなか作りにくいと思います。
漬ける前の日野菜を洗っていますとつくづくきれいな野菜だなあと思います。
葉の芯の部分は紫色がかった濃い緑色をしていて葉の先にいくほど鮮やかな緑、根はすらりとして白く、わずかに紫または紅を落としたようで何とも美しい。
思わず漬け場から漬け込む前の日野菜を少し持ってきて錦市場の店頭に飾ってしまいたくなります。
商品情報 Food Info
内容量 | 2本 |
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特定原材料 | なし |
原料原産地 | 国産 |
賞味期限 | 出荷日から6日 |
保存方法 | 要冷蔵(10℃以下) |
販売時期 | 10月〜3月 |